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[印刷技術・工程紹介]

ターンバーによる両面印刷

家庭やオフィス、コンビニで使用されるプリンタ(オンデマンド印刷はこちらと同じタイプ)と違い、オフセット輪転印刷機は、1つの長いロール紙(4,000m~8,000m)に同じ印刷内容を連続印刷します。いちど印刷した紙は、最初のロールの状態に巻き直せない限り再度の印字はできません。

そこで、オフセット輪転印刷機で両面印刷行なう場合は、ターンバーと呼ばれる機構を使用して表面印刷工程後、用紙を反転させて裏面印刷工程を行ないます。

オフセット輪転印刷機MVF18Eのターンバー

オフセット輪転印刷機MVF18Eのターンバー

ターンバーへの用紙の通し順

ターンバーへの用紙の通し順

最初のバーで90度折り曲げて次のバーで印刷方向を戻し、次のバーで更に90度曲げて用紙を反転させています。

普通に曲げてしまうと用紙に負荷がかかりすぎて摩擦のために切れたり、印刷が安定しなかったりするため、同工程のバーには空気孔が多数空いており、そこから空気圧で紙を浮かせることで、摩擦を解消しています。(ゲームセンターのエアーホッケーのような感じです。)

上の写真は弊社のMVF18Eのターンバーで垂直に設置されています。下の動画はBOF-201で、こちらのターンバーは水平に設置されています。

- 2018.06.06 -