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[印刷技術・工程紹介]

要件の加刷処理

伝票の印刷では、既に印刷されているものに後から重ねて印刷する“加刷”を行なう場合があります。一番多いのは領収書などで、メーカー既製の領収書フォーマットに社名等を加えて印刷する場合です。自社としては1回印刷しているだけですので、特別な手間は発生しません。

このような場合を除き、フォーマット(レイアウト)と社名等を自社で印刷する場合は、一度で全てを印刷する方が、手間もかからずコストも抑えることができます。しかし、条件によっては印刷を別ける場合があります。

伝票印刷例

  • 1冊4枚複写50組 減感処理有り
  • 紙がノーカーボンのN40(複写伝票でよく使用される用紙の厚み)
  • 印刷フォーマットが濃い緑色で、そこに黒色で店名を加える仕様
  • 印刷対象店舗 数百店
  • 一定期間中の全体出荷量を把握できている。

上記の場合、現状のオンデマンド印刷機では紙が薄くて対応しにくい上、1回の印刷数量が少ないとはいえ年間の印刷量を考えるとコストが割高になります。

オフセット輪転機で毎度印刷するには数量が少なすぎて同じく割高になりますし、店舗によって使用量も一定ではないので、先に全店舗分を予め印刷しておくのは現実的ではありません。

このようなケースの場合に”加刷”を用いることができます。

この場合、基本のフォーマット部分を、先にオフセット輪転印刷機で必要見込み量を前もって印刷しておきます。そして注文を受けた分を加刷機で店名等の可変内容部分を加刷して仕上げます。この方法だと先にベースになる部分を印刷してあるので、必要な版の数も少なくコストを抑えることができます。

伝票工房ではお客様の依頼に対してご依頼頂いた内容を基に、より安く、より確実に、満足頂ける品質の伝票をお届けする為に、様々なご提案をさせていただきます。

加刷機加刷機による印刷の様子

- 2018.08.06 -