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[印刷技術・工程紹介]

マージナルパンチのメンテナンス

複写伝票をオフセット印刷機で印刷する際に、後にコレーターやバースターで丁合いを取るために、用紙送りガイドとして用紙の左右に穴を開けます。これをマージナルパンチ(送り穴)と言います。複数の複写用紙を正確に重ねるために必要な工程です。

穴から穴の間隔は1/2インチと規格が決まっています。そのため、穴の数を数えることで用紙サイズが把握することができます。穴のタイプには真円と楕円がありますが、弊社では真円タイプを使用しており、ピンの径は1/6インチです。楕円はごく幅の狭い伝票用に用いられることが多いです。

マージナルパンチは2つのホイールに、それぞれ受け穴用のダイスと突き用のピンをセットして、その組み合わせで用紙に穴を空けますが、用紙を痛めないために、あまり硬くない金属を使用しているため、磨耗が激しく、定期的に交換しなければなりません。機械にもよりますが、弊社ではダイス側は半年に1回、ピン側は毎月1回メンテナンスを行なっています。

きっちりと位置合わせを行い正確に穴を空けることで、コレーターやバースターできちんと用紙が送られ、ズレのない丁合いを実現することができます。品質の高い伝票をお届けするために、日々のメンテナンスを怠らないようにしています。

マージナルパンチのピンとダイスダイス側の取り付け ピン側の取り付けメンテナンス後穴が空いたイメージ

- 2018.08.20 -